【京都旅行】清水寺に行く前に参拝すべきお寺・六波羅蜜寺!!!
六波羅蜜寺へ行ってみた!
はじめに
皆さん、こんにちは!今回は六波羅蜜寺についてです。
先日5月8日まで東京国立博物館で
「空也上人と六波羅蜜寺」展が開催されていました!教科書でよく見る空也上人をまじまじと見ることができてとても感動しました。
それからもちろんのこと、六波羅蜜寺の仏像様が多く来ていらっしゃって精巧に作られてとても感銘を受けました!
概要
京都の東山にある六波羅蜜寺に行ってきました✨
六波羅蜜寺は京都にあるお寺で、修学旅行や京都観光では外すことができない
ド定番の清水寺のすぐ近くにあります。
京都には松原通という通りがあり、その通りを真東に進んでください。
そうすると暴れ川という異名を持つ賀茂川にぶつかります。
その賀茂川にかかる松原橋を渡って少し歩くと六波羅蜜寺が現れます。
ここは西国三十三箇所巡りの十七番目札所としても有名です。
西国三十三箇所巡りと言って、観音菩薩(かんのんぼさつ)様がいる
三十三箇所を順々に回って、観音様の御加護にあやかろうとする信仰があります。
その三十三箇所のうちの十七番目のチェックポイントだ、ということです。
江戸時代に流行りましたが、今でもこのチェックポイントを回って旅を楽しんでいる人は多いです。この札所めぐりは、有名な四国のお遍路と同じです。
次からは江戸時代の人々や、前近代の人々の心にフォーカスしていきます!
人々はなにを思ってこの箇所を参詣していたのでしょうか?
昔の話
むかしむかし、地獄に落ちる人があまりにも多く、それを嘆いたお坊さんがいました。
お坊さんは、地獄の閻魔大王にこの状況はどうにかできないか?と問いました。
すると「観音様がいる場所を全て巡れば、観音様のお力や功徳によって人々を救済できる」と言われました。
このようにして観音様のいる場所を巡り始め、それが人々に次第に知られ、民間信仰に変わっていきました。
そもそも観音菩薩の観音とは、「音を観る」ということで、つまりは「音を聴く」→「人々の声を聴く」ということです。👂
衆生(しゅじょう)の声を聴いてくれる優しい菩薩様が観音菩薩であり、その場所を昔の人々は熱心に巡っていたことになりますね。
何か助けを求めたり、幸せな生活を求めて信仰して、巡礼していたのかもしれませんね。🌱
民間信仰って面白いもので、一つの村単位であるものもあれば日本全国に広がった信仰もあり様々です。一つの村単位であれば、それは風習であり、全国に広がればそれは文化になります。
しかし風習であれ、文化であれ最初は一人の人が始めたことだったり規模は非常に小さいのです。その土地や風土に合ったものが自然と広がっていく。合わないものは自然と淘汰されて忘れ去られてしまっていく。
そういうのって面白いですよね。現代に残っている風習や文化は長い間市民に受け入れられて、淘汰されることなく残ってきたわけですから。こういう文化は大切にしたいものです。
六波羅って、、、
最後に「六波羅」ってどっかで聞いたことないですか?
小学校や中高の日本史の歴史をよーく思い出してください!\(^o^)/
「六波羅探題」です。六波羅探題で聞いたことあるようにこの土地の名前はあの六波羅です。六波羅探題は鎌倉幕府が朝廷の動きを監視するためにおいた役所のようなものです。
その有名な六波羅探題はこの六波羅蜜寺のお寺の中にありました!!
いまでは小さな小さな石碑があるだけでその面影は残っていませんがたしかにこの地に存在しました。六波羅探題の名前もむしろ六波羅蜜寺から取ったとも言われています。
ではもっと言えば六波羅ってこんな奇妙な名前はどんな由来なんでしょうか?
「六波羅」は元々は「ドクロ原」だったという説があります。ドクロとは💀このドクロのことです。つまりドクロが広がっていた原っぱということです。
この辺りは昔、風葬地と言われ、死体を火葬もせず、土葬もせず、その場に投げやって風化させる、腐らせるという方法で死体を葬っていました。だからドクロがその辺にゴロゴロ転がっていたのです。☠️
3枚目にある画像の通り、地名に轆轤(ろくろ)という名前が残っていますね。
いや〜まさかドクロが由来だったなんてね。。
風葬地はその辺に遺体がゴロゴロ転がっていてドクロも落ちていますからかなり不衛生で、匂いも相当きつかったと思います。カラスなどの動物も集まりますし、現代からすると信じられませんが、そういう時代もあったのです。
人々はこの辺りに来ると嫌でも死を連想し、いつかは自分自身も死ぬのだと思ったことでしょう。おそらく今の人よりも死生観はしっかりと持っていたと思います。
現代の人は「生」に執着するあまり、「死」を忌み嫌い怖がります。
江戸時代やもっと鎌倉時代よりも前の時代の人のほうが人間は必ず死ぬということをかなり意識していたと思います。
なので死んだあとのことをしきりに考えるのですよね。そこで仏教の地獄という考え方がよく広まりました。人々は生前悪いことをすると、死んだあとに地獄に落ちると考えていました。地獄に落ちないために人々は三十三箇所巡りを通して観音様に助けを求めていたのでしょうね。。。゚👶
それが西国三十三箇所巡りが流行るようになったきっかけですよね(^o^)
参拝情報
拝観時間:AM8:00〜17:00
拝観料 : 0円
宝物殿の拝観料:大人600円
学生500円
小学生400円
駐車場情報
六波羅蜜寺には常時5台の無料駐車場がございます!ただ混んでいる時はここになかなか停められないと思います。
周辺の駐車場としては、25分300円のが一つと、↓↓↓
清水寺の方向のタイムズ駐車場は下から見てみてください!
30分300円(平日)
20分300円(休日)↓↓↓
https://times-info.net/P26-kyoto/C105/park-detail-BUK0018390/